分裂病の治し方
 西郷派大東流合気武術では、精神障害、眩暈(めまい)、頭痛、特に精神分裂病やアルコール依存症の人に、「ウド」を用いて、これらの治療を指導しています。
 ウドは山地に自生している大形の多年草です。根は長大で、茎もその長さは約1〜1.5m程あります。葉は大形の羽状復葉をしていて、小葉は卵型で鋸歯です。夏になると茎の頂きには大きな花状の淡緑色の細かい花を付け、果実は球形で、南天(ナンテン)の実大でやがて熟して黒色になります。
 野生のウドは日本全領土に見られ、他にも樺太や朝鮮半島、中国大陸等にも見られます。

 さて、ウドの効用に付いて進めて行きましょう。
 まず、ウドの、根から採取する生汁の絞り方について教授しましょう。


 ウドを根ごと掘り出して、逆さまにし、三角フラスコ等の容器にこの生汁を集めます。茎の部分は長さ約30cmくらいの処で切り取り、コルク栓等で密閉し、生汁を採取します。採取した生汁は約一合を一日量として朝昼晩と三回にわけて服用します。また、この生汁は強精剤としても遣われ、頭痛や歯痛、神経痛にも効果が大きいものです。
 飲み方は他にも、煎じて飲んだり、ウドの根を陰干しにしてそれを煎じて飲むか、黒焼きの粉にしてそれを飲む方法もあります。

 また精神分裂病を治す方法は他にもあり、霊動法(れいどうほう)と言う「口伝」(西郷派大東流活法術)の業を遣いますが、これは直接実地で教わらないと文章には書き尽くせません。
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