個人教伝






個人教伝の部 稽古日/入門費用
稽古日は個人の都合に合わせて、自由に日時を選択する事が出来ます。
 但し、当尚道館においては一日一人の指導に限定されますので、事前に予約が必要です。
 指導は、宗家直伝指導でマンツーマンの指導であり、稽古相手は尚道館・陵武学舎の内弟子が勤めます。単に大東流の儀法の指導に止まらず、武術を通じて人生訓の指導まで行います。
入門金
一回指導毎の謝儀
30,000円
15,000円

・儀法技術指導
・講話と教訓話
以上各々一時間
月謝
5,000円



西郷派大東流合気武術宗家 曽川 和翁

【profile】

 昭和40年(1965)4月……西郷派大東流合気武術は最初「大東流修気会」として発足した。
 初代宗家山下芳衛(ほうえい)先生より、四段を賜わり、師範の印可を受ける。(16歳)

 昭和42年(1967)4月……北九州市八幡東区春の町一丁目の豊山八幡神社の宮司・波多野英麿氏の尽力によって、当神社境内に本部「大東修気館」道場を置き、館長に就任。(18歳)

 昭和43年(1968)2月……福岡県内の近辺大学に「大東流合気柔術学生連合会」が発足する。それに伴い各大学の指導に派遣される。(19歳)

 昭和46年(1971)12月……初代宗家山下芳衛先生より、宗家の証である「御霊」、「肥前住忠吉」(俗にいう「五字忠」)の太刀、「繁慶」の短刀、「越前住記内」の鐔、その他の刀剣ならびに鐔(すば)などの小道具(こどうぐ)を相続する。
 また神道の関する古文書、合気柔術に関する英語論文全巻を相続する。これをもって第二代当主宗家となり、西郷派大東流合気武術を代表する。(22歳)
 以降、教鞭の傍ら地道な道場活動を展開する。

 昭和62年(1987)5月……宗家の愛弟子・進龍一師範、関東方面指導部長に就任する。東京、千葉、茨城の各支部を傘下に入れる。

 同年6月……西郷派大東流合気武術を各大学や道場に指導する傍ら、一時、家庭教師として中学生の高校受験や、高校生の大学受験を指導し、やがてこれは進学教室・明林塾となる。
 そして同月には会社組織となり、大学・大検予備校明林塾ゼミナールが誕生し、北九州市八幡西区黒崎駅前と、北九州市小倉北区馬借に両予備校が設立された。

 平成元年(1989)7月……総本部道場「尚道館」が北九州市小倉南区志井6丁目11-13に完成する。

 平成3年より、武術文献や経済学・政治学・軍事学等をはじめとして研究を始め、更には哲学、数理哲学、陽明学を研究し、文筆活動を始める。

 平成4年(1992)1月……習志野退去後、愛知県豊橋市の八光流柔術皆伝師範・松永毅氏のご好意により、曽川和翁宗家夫婦は豊橋市に転居。松永氏の道場を借りて「神武館」を仮開設。

 同年6月……門人の法澤剛雄氏(京都市)に請われて、内弟子の満島鉄元(当時三級)と伴に滋賀県大津市瀬田に転居。

 平成7年(1995)1月……17日午前5時45分頃、滋賀県大津市において阪神・淡路大震災に遭遇し、大地震の悲惨さを経験する。

 平成12年4月21日……米国イオンド大学教授(Ph.D,)に就任。同大学のより、数学並びに物理数学、数理哲学の功績を表され、哲学博士(Doctre of Philosophg/数理哲学)の称号を授与さる。また研究論文として、『国際陰謀学』『ライプニッツの研究』『常微分方程式の研究』などを発表した。

 平成13年3月5日……九州科学技術研究所設立。物理数学を始めとして、国際経済の動向並びに金融工学の分野を研究する。また歴史的史実の裏側を工学的に探り、歴史工学として、主に武術・武道流派の開祖に関する伝説や起源などの真意を調査している。

 学術論文に『微分方程式の研究』『崩壊するビッグバン・セオリー』『国際陰謀学の研究』『ライプニッツの研究』『搾取される日本人』『日本発世界大恐慌』『ユダヤ人・アインシュタインのマンハッタン原爆計画』『食養・腸造血説の東洋医学』『玄米正食長寿法』『霊的食養道』などがあり、武術や実用著書に『大東流合気之術』(愛隆堂)、『大東流合気二刀剣』(愛隆堂)、『合気完成90日』(BAB出版)、『八門人相事典』(学研)、『大東流秘伝大鑑』(八幡書店)、『合気の秘訣』(愛隆堂)、『大東流入身投げ』(愛隆堂)、『合気口伝書』第一巻〜第十一巻(綱武出版)その他多数がある。

 小説には、わが青春時代を描いた長篇小説『旅の衣』前編・後編(綱武出版)、俳人種田山頭火を別の角度から描いた『泥酔と流転の俳人・種田山頭火』、青春小説『病葉の舞う丘』などがある。
 また出版事業や会報活動として、西郷派大東流合気武術の『志友会報』(毎月一回発行)、軍事・政治・歴史・経済研究の「国際陰謀学」に基づく『大東新報』(毎月一回発行)、同人紙『道場通信』(季刊号)の会報紙を発行している。



●個人教伝の部の指導内容

 直接宗家が特定の個人に対し、「合気」に至る迄の『秘伝』の細かい部分(古来よりの口伝)の指導を行い、その完成を目指します。
 入門の許可を受けるためには、宗家自からが審査する入門審査に合格しなければなりません。入門審査基準は、まず人物ならびに品格、更にはその人の持つ武術観などを口答質問という形において審査し、わが流の考え方と運営方針に共鳴するところがあるかを審査します。

 これ迄に於て、この部に入門を許可された人は、ごく限られた少数の個人で、運動経験の全く無い人や、また植芝系の合気道の先生や、他の大東流の師範の方々や、その他の古流柔術の師範・指導員、フルコン空手出身者や、日本各地並びに韓国やカナダなどの柔道連盟関係の方が入門を許され、宗家が直接、自ら手を取って指導しております。また個人教伝指導法は、古来より口伝(一子相伝による口述での指導法)と称された西郷派大東流合気武術の秘術を計画的に指導します。

 この部で受講された方の一部には、既に宗家から秘術と称された「力貫」(相手の力を総て無効にし、力が入らなくなってしまう技法)や「合気」(初伝合気揚げを中心にした技法から、合気完成まで)を会得した方もおり、ごく少数の合気完成者も出ています。

 また、この部は直接宗家が手取り足取りして細かく指導し、その人に適合した独自の合気を指導します。つまり、力の弱い人は、弱いなりに、「小が大を制する合気」を指導します。

 そして更に、単に合気武術の秘伝を受講するだけではなく、人間として大事な人格(武士道実践者としての人格形成)及び、霊格(人間には肉体的な繋がりである親子の血統ばかりでなく、親子との肉体以外の、過去世の霊統で繋がっている不可視現象)等の指導を行い、どんな敵に対しても絶対に負けない境地の「切り札」を授けます。

 スポーツ武道では試合に於て「勝つ事のみ」がその練習の中心課題ですが、西郷派大東流ではどんな窮地に陥っても、「絶対に負けない境地」を指導し、それは人生に於て、一種の大切な「切り札」になります。

 個人教伝の部では、「兵法とは」というテーマに対し、受講者の個人の能力に応じて武術の一切を全般的に指導し、剣術、据物斬並びに居合術、柔術、槍術、棒術、水中柔術(水中で戦う格闘戦)、兵法(多数之位)、手裏剣術、飛礫術、日本馬術(騎馬戦を目的にした軍馬兵法)、和舟操船術(船上で戦う兵法)、八門遁甲これは中国古典物理学で、占の類ではありません)、軍事学(兵の動かし方を中心とする軍法)等を幅広く詳細に指導します。



●個人教伝指導の特長

 西郷派大東流合気武術の個人教伝指導は、ごく限られた特定の人に対し、指導を行うセクションです。この指導に至っては、宗家自らが当たり、書籍やビデオで分かりづらい部分や、口伝と称する部分を、その人の能力に応じて、個人的に指導いたします。

 この指導を受ける場合は、次の礼節に沿った手順と提出書類が必要となります。

1. 履歴書(写真つき)を添えて入門審査を受検して下さい。これはあらかじめ郵送されるか、入門審査日に持参して下さい。

2. 入門審査受験料:2,000円が必要です。

3. 入門審査の規定に関しては、尚道館の定める規定に準じます。直伝の受講は、定期的に「二ヵ月に一回以上」の割り合いで、参加できる人に限ります。

4. 入門審査に合格すると、その手続きとして、入門金30,000円が必要となります。また、一ヵ月5,000円の月謝が必要となります。月謝は宗家直伝指導を受講する、しないに関わらず、毎月郵便局に自動引落で徴集されます。

5. 指導に関する謝儀は、一回ごとに15,000円が必要となります。教伝指導を授ける場合は、日時を指定された上、事前に予約が必要です。

6. 遠方からお越しの方は、当館で宿泊する事も可能です。

7. あるいは宿泊のまま、二回目、三回目と、教伝指導依頼を数日間連続する事も出来ます。

8. 武術や武道経験者でなくても、入門審査に合格すれば宗家直伝の指導を受ける事が出来ます。むしろ武道経験や武術経験、あるいはスポーツ経験などと言ったものは、殆ど問題にせず、人格並びに品格を重要視し、過去に運動経験がなくても、入門には差しつかえありません。

9. 既に道場などを開設しておられ、そこで指導している指導者レベルの教伝指導も行います。

 詳しくは直接尚道館にお問い合わせ下さい。

 西郷派大東流合気武術総本部・尚道館 電話093-962-7710(代表)

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