国連が作り上げた牛乳神話と、
肉はスタミナ源の根源という大嘘
 日本人は安易に「牛乳イコール健康」「牛乳イコール骨太」という迷信を、現代栄養学の大嘘によって騙され続けてきました。
 国連FOAが示す「ケミカル・スコア」は、どこまでも日本人を徹底的に叩きます。その仕打ちの最たるものが、日本人に押し付けられた「牛乳神話の実態」です。

 急激な勢いで増加するアレルギー体質や白血病は、ズバリ言って牛乳の実害です。また小学校で実施されている学校給食の牛乳が輪を掛けて多くの虚弱体質児童を増やしています。
 それほど牛乳は不向きの食品でありながら、何故日本人は未だに牛乳信仰を捨て切れないのでしょうか。

 牛乳に含まれる蛋白質の大部分は人体に不要なカゼインです。このカゼインを摂取すれば、当然の如くアレルギー反応を引き起こします。
 こうした単純明快な医学上の事実が横たわりながら、多くの人は牛乳神話に入れ上げるのでしょうか。

 こうした裏にはテレビなどを通じた食番組や、それを一段アップさせた食品産業提供のグルメ番組が上げられます。こうした番組にはNHKはおろか、民放までが著名な料理人や栄養学者を出演させ、権威で庶民を愚昧化する巧妙な工作が行われているからです。

 料理人や栄養学者は牛乳のカルシウムに眼を付け、これを強調します。ところが牛乳の大きな欠点は、ミネラルの組成が人体向きでないのにもかかわらず、これは隠されたまま、牛乳のカルシウムを中心にした、ビタミンB12、パントテン酸、鉄分、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンB2の栄養所要量を取り上げ、こうしたものの優秀性を強調します。またドコサヘキサエン酸(DHA)やリノール酸の配合も忘れずに付け加えます。

 しかし牛乳は、例えば乳幼児が飲むと、水分・電解質代謝の混乱が起こって、水膨れ状態になったり、骨や歯を脆くします。
 「牛乳イコール骨太」という信仰を持ち、毎日牛乳を飲みながらも、転倒すると、直ぐに骨折する小学生児童の骨の脆さは、一体何処から起こっているのでしょうか。
 「牛乳イコール骨太」あるいは「牛乳イコール健康」という図式は、果敢なくも、こうした現実で崩壊してしまいます。

 それに加えて、牛乳を生産する際の、滅菌処理法が問題になります。この滅菌処理法は、各牛乳メーカー共通のウルトラプロセス法という高加熱による滅菌処理がなされているために、蛋白質変性が起こり、乳糖は乳酸菌を増殖する力を失い、乳酸菌自体が壊滅状態にあることです。
 こうした理由から、牛乳は必ずしも人間が飲まなければならないという食品ではないのです。
 そして飲めば、アレルギー体質や白血病の脅威に悩まされ続けなければなりません。

 さて、今度は「肉はスタミナ源の根源」という大嘘について迫ってみましょう。
 一昔前まで「肉は酸性食品であるので食べ過ぎるとよくない」「肉を食べる時は、同量の野菜を食べるべきだ」「肉食・イコール・コレステロールを増やす」等と安易に因果関係が考えられ、また今日に至っては「肉はスタミナ源のもと」などというとんでもない神話が浮上しています。

 さて、肉はスタミナ源のもととする考え方は、多くの日本人がこうした考え方を持ち、これが固定観念として脳の中枢にこびりついているためです。
 スタミナ源とするのは、多くが「肉には多少マイナス面があっても……」という意識があり、まずは、スタミナをつけることが先決問題であると安易に考えてしまうことに端を発しています。
 しかしこれは医学上から見て大きな矛盾があります。

 人体は小宇宙と評されている通り、一つの秩序だった働きをしています。
 食肉が血液を酸毒化させ、コレステロールを増大させて動脈硬化を引き起こす一方で、躰にスタミナを付ける等という、相矛盾した作業は出来るはずがないのです。
 躰にスタミナがつく条件としては、まず血液が弱アルカリ性(生理的には中性)で、奇麗な状態であり、しかも血液がサラサラが必要条件であり、動脈はしなやかであり、弾力性があって、こうした総ての条件が揃った場合に、基本的な現象が総合されて、はじめてスタミナアップが図れるのです。

 家族揃って焼き肉の店に出向き、あるいは週末の一時を利用して親子で郊外レストランに車を走らせ、そこで肉を食べてスタミナ源のもとと信じ込んで食べたとしても、躰の方は悲鳴を上げています。
 しかしこれもで、更に食べ続けると、今度は頭重感に悩まされることになり、イライラしたり、顔色がどす黒くなったり(肉食家で喫煙者は特にこの傾向が激しい)、脂ぎったりして、ついには肝臓病や腎臓病、心臓病、不妊症、精神分裂病へと移行して、ついに様々な臓器癌を招くことになります。

 食肉がどうしてこうした弊害を生むかというと、それは単純明解であり、腸内で腐敗する為です。
 もともと草食性の日本人の腸では、食肉がスムーズに消化処理できる構造になっていないからです。これに併せて牛乳や卵も同じであり、腐敗の結果、アミン、アンモニア、硫化水素といった腐敗物質が血中に持ち込まれる為に成人病や難病を齎すというのが実態です。
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