尚道館女子部 1



西郷派大東流合気武術・尚道館女子部


あなたは後ろから抱きつかれた時、
その
脱出法を知っているか!



女子部指導:曽川 彩(尚道館指導員)





稽 古 日 / 入 門 費 用
・毎週火曜/PM7:30〜9:00
・毎週土曜/PM7:30〜9:00
・毎週曜/AM10:00〜11:30
週3回で、フル参加または曜日選択可)
入会金
月 謝
15,000円
中学生7,000円
高校生8,000円
大学生9,000円
社会人10,000円
・週1回コース/上記の稽古日の週1回稽古
10,000円
中学〜社会人5,000円



入門に際しての道衣や武具について
 入門に際し、入門時に必要とされる武術道衣や合気袴のサイズ、また、女子部で使う武具などの費用については、下記の価格表をご参照下さい。


女子部道衣・武具価格表

西郷派大東流・武術衣 二B

初心者から色帯までの一般道衣・上下セット価格

サイズ
身長
(cm)
上衣
下衣
セット(帯付)
価格
価格
価格
1号
145〜150
5,800円
3,200円
9,700円
2号
150〜160
6,300円
3,300円
10,300円
3号
160〜170
6,700円
3,400円
10,800円
4号
170〜175
7,400円
3,600円
11,700円
5号
175〜180
8,400円
3,700円
12,900円
は中庸体躯の道衣サイズです。上衣と下衣には「姓」の刺繍入り。

入門して3ヵ月間は初心者として扱われ、この間に道場作法である「膝行」「膝退」「膝側」「手解き」等の基本を稽古します。
【ご注意】現在、所持している道衣をご使用になる場合は、空手衣は膝行等を行う為に、膝が破れ易く、また襟の握りも弱いので、柔道衣をご使用下さい。

女子部用腕節棍(わんせつこん)
(スヌケ腕節棍と袋込み価格)8,000円
女子部護身用小刀(こたち)
(白樫小刀・鍔・鍔止と袋込み価格)4,000円

●入門時にかかる凡その費用の目安
 入門に際し、入門時に必要とされる入会金と月謝、武術道衣や武具の全費用は、身長160cm前後の中庸(ちゅうよう)体躯の女性で、週3回の通常コースで入門された場合は、約47,000円(週1回コースならば、37,000円前後です。

 不慮の事故事件に巻き込まれた場合、これが「あなたの命」を護る費用です。

 高いと思われるか、安いと思われるか、あるいは、まあこんなものだろうと思われるかは、あなたのご自由ですが、では、一体あなたの「命の値段」は、如何程でしょうか!?
 あなたは、あなたの「ご自分の命」に値段をつけるとしたら、一体、お幾らでしょうか?

 また運良く、事故や事件に巻き込まれなかったとしても、病気からのガードができ、健康法につながるばかりでなく、作り物の美容整形とは異なった
「自然の健康美」を、あなたにもたらします。全身運動で、外科的な手術のメスの執刀もなく、美しく変身できるのです。

 スポーツのように、「根性コール」で肉体を無理に酷使したり、片方だけの筋力に頼ったり、一方方向だけに回転させる単調な運動原理に基づいていない為に、全身をくまなく使い、全身的に、均整の取れた運動効果のバランスが約束されます。まさにそれは、心臓と血管の強化を目的とする「有酸素運動」であり、左右を同じように動かす武術理論から構築されているからです。
 また心も、伸び伸びと躍動させる事ができ、いつも笑顔で、朗らかで、しかめ面しないことが、美容にも、健康にも、護身の面でも、総合的につながっていくのです。



女子合気袴

袴の着用について
 西郷派大東流合気武術は古式の殿中作法に則り、また、足捌きの優美さを探究する為に、入門後、3ヵ月を超えた女子に、袴の着用を認めています。

西郷派大東流合気袴(紺)
テトロン1000
(西郷派大東流腰板紋付き・流派名・姓名の金茶刺繍入り)
袴腰板・紋入

テトロン1000合気袴
サイズ
身長
(cm)
紐下
価格
22号
150〜160
83
11,300円
23号
155〜163
87
11,900円
24号
160〜170
90
12,500円
25号
165〜173
94
13,100円
26号
170〜180
102
13,700円
27号
175〜183
102
14,300円
合気袴のサイズ設定は女性の胴結びを基準にしているため、上記の身長より5cm長い物をご使用下さい。
【女子部昇級審査と色帯の階級】
 尚道館女子部では、毎月一回・第一日曜日に昇級審査を行い、合格者に対し、色帯の授与を行っております。色帯は、第壱級=、第弐級=、第参級=、第四級=(姓・刺繍入り)

【女子部昇段審査と黒帯の階級】
 昇段審査は段位検定は毎年一回(総本部尚道館で毎年8月に行われる「夏季合宿セミナー」において、宗家が臨席のもとで実施)行われます。
 初段(初段補は含まない)以上の昇段を希望する者は、自身のこれ迄の修行段階を、この審査によって試す事が出来ます。

袴の着用が認められる



女子有級者武術衣と稽古風景

 入門して3ヵ月を過ぎる頃になると、入門して間もない頃の、ぎこちない動きは、次第に速くなり、技にスピードが出て来ます。身の躱(かわ)しも軽快になり、相手の動きが、仕掛けて来る前から、先に読めるようになります。不法な暴力に、安易に屈しない事こそ、わが道場の教えなのです。
僅かな力で浮かす関節投げ
 女子部では護身術に併せて、腕節棍や小刀等の武器の稽古も行います。一口に「柔よく剛を制す」と言いますが、単に素手の攻防ではなく、武器による攻防も、イザと言う時には必要になって来ます。腕節棍は多敵を想定した場合の攻防武技ですし、小刀は非力でも、不正な暴力と戦う事のできる武技です。
第壱級の女子の帯表示
女子の腕節棍の形演武

【女子部の帯表示について】
初段補以上は黒帯に白ライン入 第壱級=、第弐級=
第参級=、第四級=
昇級審査の合格者に授与されます。



女子有段者武術衣

西郷派大東流・有段者武術衣 二A晒

西郷派大東流・姓名 刺繍入り)

サイズ
身長(cm)
体重(kg)
上衣定価
2号
150〜163
45〜55
20,500円
2L号
155〜165
45〜60
21,000円
2LB号
150〜165
60〜65
21,500円
3号
163〜173
50〜60
22,000円
3L号
165〜175
60〜75
22,500円
3LB号
165〜175
65〜80
23,000円
4号
170〜180
60〜80
23,500円
印は女性の中庸体躯の一般標準サイズです。上記の価格は上衣のみです。

・女子有段者用の黒帯
 2号……2.30m
 3号……2.50m
 4号……2.70m
 5号……2.90m
(流派名と姓名刺繍の黒帯)
初段補以上の黒帯検定審査合格者は当道場より授与される。詳しくは道場憲章で。



●真の女性美

 今も昔も、女性の本能の一つは、「美しくなりたい」「スタイルを良くしたい」「いつまでも健康で、若さを保ちたい」などの意識が、誰にでもあります。この本能を満足させるために、西郷派大東流合気武術の稽古は大いに役だっています。

 女性の真の健康美をつくるのは、化粧法でもなければ、美容整形でもありません。そうした付け焼き刃的な美容法は、やがて年齢と共にバケの皮が剥がれ、崩壊の一途を辿ること免れません。
 喩(たと)えば、「夜の蝶」と称される商売に従事する女性達を見てみますと、まず、その化粧法の美しさと、巧みさに驚かされます。まさに「夜の蝶」という言葉の通り、まことに艶(あで)やかで、その美しさに、一瞬目を見張ります。

 ところがこうした女性達を、朝の七時や八時の太陽の下で見てみますと、多くの場合、幻滅を感じます。昨夜のことが、実はケバケバしい「誑(たぶら)かし」(「だます」「まよわす」の意味で、邪気を含んだもの)であったことに気付かされます。これは巧みな化粧が剥(は)がれ、素顔が太陽の下にさらけ出されるからです。

 作られた美しさとは、結局、この程度のもので、本当の美しさではないからです。
 人工美とはこういう、付焼刃(つけやきば)的なもので、光の下での、白日に曝(さら)されることを嫌います。これは美容整形とて同じことです。

 不自然に、貌(かお)や躰の一部に美容整形を施したところで、そのアンバランスは、やがて年齢と共に不均衡が生じ、バケの皮が剥がれ、正体を現し、そこがネックとなって、繰り返し手術をしなければならないという現実があります。また、こうした術後のトラブルで、更に苛酷な人生を送っている女性も少なくありません。

 一時的な人工美の追求を求めたために、人生の殆どを台無しにし、後は坂道を転げ落ちるが如く、一つの手術失敗が、継ぎの手術失敗の引き金となって、これを繰り返し、多額な手術代に四苦八苦して借金漬けとなり、サラ・クレ地獄に陥って、一生を失敗手術で送る女性も少なくありません。

 ダイエットにしても、同じことが言え、健康ダイエット食品と称したサプリメントにしても、自称ダイエットと称する危険な痩身術(そうしんじゅつ)にしても、結果は同じことで、これを実行する期間より、ある程度の漸減期間を通じて、これを為(な)し終えた後のリバウンド(揺り戻し現象)に、恐ろしい、旧(もと)の木阿弥(もくあみ)への、逆戻り現象が隠されています。そしてこうしたダイエット健康食品が、その効果とは反比例して、高額であることは周知の通りです。

 そもそも何も運動せず、食べたいだけ食べて「痩せる」という発想自体に、医学的観点から見れば疑わしきものがあり、人体構造と、生理機能を無視した矛盾があり、こうしたものによって、一時的に何らかの効果を得たとしても、これが死ぬまで、永久に続くものではありません。こうした目先の、付焼刃的な美の追求より、躰の裡側(うちがわ)から滲み出て来るような、真の健康美を追求することが大事であり、実は、これが永遠の健康美に約束される必須条件となるのです。

 西郷派大東流合気武術は、健康法と美容法としては最適なものであり、この儀法(技法)の教伝においては、経穴けいけつ/ツボの意)を抑えたり、当身の攻撃を繰り返すため、同時に経穴攻撃は、今まで滞っていた、気血の運行を容易にし、経絡けいらく/漢方医学で気血が人体をめぐり流れる経路)を刺激して、真の健康美を恢復(かいふく)させるために大いに役だっています。

 経絡は手足より発するもので、おのおの三陰三陽(さんいんさんよう)の十二経路と、腹背の正中線(せいちゅうせん)を走る二つの脈を合せて、十四経路と称します。これに付属して、三六五の経があって全身に分布しています。経は動脈の意で、絡は静脈の意です。医学上で言う、血管系・リンパ系・神経系とは、別の特異な循環・反応体系で、経絡に650余の経穴が通じています。

 一般には十二経絡の要約され、鍼灸学や整体学でいう、手足の十二経脈を指します。
 手足には、おのおのに太陽・太陰・少陽・少陰・陽明・厥陰(けつちん)の六経脈があって、また、内臓に関係し、手の太陰は肺、陽明は大腸、少陰は心、太陽は小腸、厥陰は心包、少陽は三焦、足の太陽は膀胱、少陰は腎、少陽は胆、厥陰は肝、陽明は胃、太陰は脾に関する、各々に対峙した蘇生関係(よみがえる関係)をもっています。
 そして経穴を抑えるという行為は、病気の時にこれを用いて効能があるということを、医学的にハッキリと証明されています。

 喩えば、腕には「曲地」(きょくち)という経穴があり、肩とか腕の痛み、また頸くび)の凝りをとるために、陽谿(ようけい)は手頸の痛みをとるために、風門(ふうもん)は風邪や肩凝りなどをとるために有効な圧力点であると、西郷派大東流合気武術では教示します。

 したがって受伝者(技の教えを授ける人)は、殺法さっぽう/人を殺す術)としての人と動きを封じるためのツボの働きと、活法かっぽう/人を活かす術)としての、病気を癒(なお)すことができる「経穴の作用」を同時に学ぶことになるのです。

 また通常の、様々な固め業わざ/技の意)、踏み業、抑え業、絡め業、投げ業なども、ゆるやかに実行すると、普段使わない筋肉や、全身の筋を伸ばす、一種のストレッチ運動となり、更には、手首関節、肩関節、腕関節、股関節、膝関節、足頸関節、そして手足の指関節などを稼働範囲まで動かすことになり、こうした使わない筋肉や関節部を、逆に動かすということが、実は、内筋(筋肉には内筋と外筋があり、外筋は骨の関節部より遠い外側の筋肉で、内筋は骨に最も近い筋肉で、ここを刺激すると無駄な脂肪が燃出される)を動かすことになり、これが健康法として、真の健康美を齎す結果を招くのです。

 躰(からだ)の表面は、美しく着飾っていても、あるいは表皮部分に巧妙な美容整形を施していても、裡側(うちがわ)を覗けば、便秘で、宿便を大量に溜めていたのでは、真の健康美とは言い難いものがあります。装飾品を身に付ける外側を気にして、表皮部分だけを美しくしようと考えている人は、裡側に行けば行く程、穢(きたな)い汚物や腐敗物質を溜め込んでいます。その元凶が「便秘」です。
 こうした人を、裡側から凝視すれば、外側だけで一時的な美しさに酔い痴(し)れていても、実は、その美しいと錯覚する現実に、そもそも将来の肉体的腐敗と、醜さを溜め込んでいる、不幸な人と言えます。

 真の健康美は、外側の表皮的なものの、見せ掛けの美を追求しても、それは長時間維持することが出来ず、やがては壊れてしまいます。したがって裡側から、追求する美が、本物と言えます。
 付焼刃的な、即席の表皮の美が、瞞(まやか)しであるということが、これで分かると思います。