尚道館女子部 1
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あなたは後ろから抱きつかれた時、
その脱出法を知っているか! 女子部指導:曽川 彩(尚道館指導員) |
稽 古 日 / 入 門 費 用
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・毎週火曜/PM7:30〜9:00
・毎週土曜/PM7:30〜9:00 ・毎週日曜/AM10:00〜11:30 (※週3回で、フル参加または曜日選択可) |
入会金
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月 謝
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15,000円
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中学生/7,000円
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高校生/8,000円
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大学生/9,000円
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社会人/10,000円
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・週1回コース/上記の稽古日の週1回稽古
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10,000円
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中学〜社会人/5,000円
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◆入門に際しての道衣や武具について 入門に際し、入門時に必要とされる武術道衣や合気袴のサイズ、また、女子部で使う武具などの費用については、下記の価格表をご参照下さい。 |
西郷派大東流・武術衣 二B
初心者から色帯までの一般道衣・上下セット価格
入門して3ヵ月間は初心者として扱われ、この間に道場作法である「膝行」「膝退」「膝側」「手解き」等の基本を稽古します。 【ご注意】現在、所持している道衣をご使用になる場合は、空手衣は膝行等を行う為に、膝が破れ易く、また襟の握りも弱いので、柔道衣をご使用下さい。 |
▲女子部用腕節棍(わんせつこん)
(スヌケ腕節棍と袋込み価格)8,000円 |
▲女子部護身用小刀(こたち)
(白樫小刀・鍔・鍔止と袋込み価格)4,000円 |
●入門時にかかる凡その費用の目安 入門に際し、入門時に必要とされる入会金と月謝、武術道衣や武具の全費用は、身長160cm前後の中庸(ちゅうよう)体躯の女性で、週3回の通常コースで入門された場合は、約47,000円(週1回コースならば、37,000円)前後です。 不慮の事故や事件に巻き込まれた場合、これが「あなたの命」を護る費用です。 高いと思われるか、安いと思われるか、あるいは、まあこんなものだろうと思われるかは、あなたのご自由ですが、では、一体あなたの「命の値段」は、如何程でしょうか!? あなたは、あなたの「ご自分の命」に値段をつけるとしたら、一体、お幾らでしょうか? また運良く、事故や事件に巻き込まれなかったとしても、病気からのガードができ、健康法につながるばかりでなく、作り物の美容整形とは異なった「自然の健康美」を、あなたにもたらします。全身運動で、外科的な手術のメスの執刀もなく、美しく変身できるのです。 スポーツのように、「根性コール」で肉体を無理に酷使したり、片方だけの筋力に頼ったり、一方方向だけに回転させる単調な運動原理に基づいていない為に、全身をくまなく使い、全身的に、均整の取れた運動効果のバランスが約束されます。まさにそれは、心臓と血管の強化を目的とする「有酸素運動」であり、左右を同じように動かす武術理論から構築されているからです。 また心も、伸び伸びと躍動させる事ができ、いつも笑顔で、朗らかで、しかめ面しないことが、美容にも、健康にも、護身の面でも、総合的につながっていくのです。 |
※袴の着用について 西郷派大東流合気武術は古式の殿中作法に則り、また、足捌きの優美さを探究する為に、入門後、3ヵ月を超えた女子に、袴の着用を認めています。 |
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入門して3ヵ月を過ぎる頃になると、入門して間もない頃の、ぎこちない動きは、次第に速くなり、技にスピードが出て来ます。身の躱(かわ)しも軽快になり、相手の動きが、仕掛けて来る前から、先に読めるようになります。不法な暴力に、安易に屈しない事こそ、わが道場の教えなのです。 | ||||
▲僅かな力で浮かす関節投げ
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女子部では護身術に併せて、腕節棍や小刀等の武器の稽古も行います。一口に「柔よく剛を制す」と言いますが、単に素手の攻防ではなく、武器による攻防も、イザと言う時には必要になって来ます。腕節棍は多敵を想定した場合の攻防武技ですし、小刀は非力でも、不正な暴力と戦う事のできる武技です。 | ||||
▲第壱級の女子の帯表示
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▲女子の腕節棍の形演武
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【女子部の帯表示について】
初段補以上は黒帯に白ライン入 第壱級=赤、第弐級=紫 第参級=茶、第四級=緑 ※昇級審査の合格者に授与されます。 |
西郷派大東流・有段者武術衣 二A晒
(西郷派・大東流・姓名 刺繍入り)
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●真の女性美
今も昔も、女性の本能の一つは、「美しくなりたい」「スタイルを良くしたい」「いつまでも健康で、若さを保ちたい」などの意識が、誰にでもあります。この本能を満足させるために、西郷派大東流合気武術の稽古は大いに役だっています。 女性の真の健康美をつくるのは、化粧法でもなければ、美容整形でもありません。そうした付け焼き刃的な美容法は、やがて年齢と共にバケの皮が剥がれ、崩壊の一途を辿ること免れません。 喩(たと)えば、「夜の蝶」と称される商売に従事する女性達を見てみますと、まず、その化粧法の美しさと、巧みさに驚かされます。まさに「夜の蝶」という言葉の通り、まことに艶(あで)やかで、その美しさに、一瞬目を見張ります。 ところがこうした女性達を、朝の七時や八時の太陽の下で見てみますと、多くの場合、幻滅を感じます。昨夜のことが、実はケバケバしい「誑(たぶら)かし」(「だます」「まよわす」の意味で、邪気を含んだもの)であったことに気付かされます。これは巧みな化粧が剥(は)がれ、素顔が太陽の下にさらけ出されるからです。 人工美とはこういう、付焼刃(つけやきば)的なもので、光の下での、白日に曝(さら)されることを嫌います。これは美容整形とて同じことです。 不自然に、貌(かお)や躰の一部に美容整形を施したところで、そのアンバランスは、やがて年齢と共に不均衡が生じ、バケの皮が剥がれ、正体を現し、そこがネックとなって、繰り返し手術をしなければならないという現実があります。また、こうした術後のトラブルで、更に苛酷な人生を送っている女性も少なくありません。 一時的な人工美の追求を求めたために、人生の殆どを台無しにし、後は坂道を転げ落ちるが如く、一つの手術失敗が、継ぎの手術失敗の引き金となって、これを繰り返し、多額な手術代に四苦八苦して借金漬けとなり、サラ・クレ地獄に陥って、一生を失敗手術で送る女性も少なくありません。 ダイエットにしても、同じことが言え、健康ダイエット食品と称したサプリメントにしても、自称ダイエットと称する危険な痩身術(そうしんじゅつ)にしても、結果は同じことで、これを実行する期間より、ある程度の漸減期間を通じて、これを為(な)し終えた後のリバウンド(揺り戻し現象)に、恐ろしい、旧(もと)の木阿弥(もくあみ)への、逆戻り現象が隠されています。そしてこうしたダイエット健康食品が、その効果とは反比例して、高額であることは周知の通りです。 そもそも何も運動せず、食べたいだけ食べて「痩せる」という発想自体に、医学的観点から見れば疑わしきものがあり、人体構造と、生理機能を無視した矛盾があり、こうしたものによって、一時的に何らかの効果を得たとしても、これが死ぬまで、永久に続くものではありません。こうした目先の、付焼刃的な美の追求より、躰の裡側(うちがわ)から滲み出て来るような、真の健康美を追求することが大事であり、実は、これが永遠の健康美に約束される必須条件となるのです。 西郷派大東流合気武術は、健康法と美容法としては最適なものであり、この儀法(技法)の教伝においては、経穴(けいけつ/ツボの意)を抑えたり、当身の攻撃を繰り返すため、同時に経穴攻撃は、今まで滞っていた、気血の運行を容易にし、経絡(けいらく/漢方医学で気血が人体をめぐり流れる経路)を刺激して、真の健康美を恢復(かいふく)させるために大いに役だっています。 経絡は手足より発するもので、おのおの三陰三陽(さんいんさんよう)の十二経路と、腹背の正中線(せいちゅうせん)を走る二つの脈を合せて、十四経路と称します。これに付属して、三六五の経があって全身に分布しています。経は動脈の意で、絡は静脈の意です。医学上で言う、血管系・リンパ系・神経系とは、別の特異な循環・反応体系で、経絡に650余の経穴が通じています。 一般には十二経絡の要約され、鍼灸学や整体学でいう、手足の十二経脈を指します。 手足には、おのおのに太陽・太陰・少陽・少陰・陽明・厥陰(けつちん)の六経脈があって、また、内臓に関係し、手の太陰は肺、陽明は大腸、少陰は心、太陽は小腸、厥陰は心包、少陽は三焦、足の太陽は膀胱、少陰は腎、少陽は胆、厥陰は肝、陽明は胃、太陰は脾に関する、各々に対峙した蘇生関係(よみがえる関係)をもっています。 そして経穴を抑えるという行為は、病気の時にこれを用いて効能があるということを、医学的にハッキリと証明されています。 したがって受伝者(技の教えを授ける人)は、殺法(さっぽう/人を殺す術)としての人と動きを封じるためのツボの働きと、活法(かっぽう/人を活かす術)としての、病気を癒(なお)すことができる「経穴の作用」を同時に学ぶことになるのです。 また通常の、様々な固め業(わざ/技の意)、踏み業、抑え業、絡め業、投げ業なども、ゆるやかに実行すると、普段使わない筋肉や、全身の筋を伸ばす、一種のストレッチ運動となり、更には、手首関節、肩関節、腕関節、股関節、膝関節、足頸関節、そして手足の指関節などを稼働範囲まで動かすことになり、こうした使わない筋肉や関節部を、逆に動かすということが、実は、内筋(筋肉には内筋と外筋があり、外筋は骨の関節部より遠い外側の筋肉で、内筋は骨に最も近い筋肉で、ここを刺激すると無駄な脂肪が燃出される)を動かすことになり、これが健康法として、真の健康美を齎す結果を招くのです。 躰(からだ)の表面は、美しく着飾っていても、あるいは表皮部分に巧妙な美容整形を施していても、裡側(うちがわ)を覗けば、便秘で、宿便を大量に溜めていたのでは、真の健康美とは言い難いものがあります。装飾品を身に付ける外側を気にして、表皮部分だけを美しくしようと考えている人は、裡側に行けば行く程、穢(きたな)い汚物や腐敗物質を溜め込んでいます。その元凶が「便秘」です。 こうした人を、裡側から凝視すれば、外側だけで一時的な美しさに酔い痴(し)れていても、実は、その美しいと錯覚する現実に、そもそも将来の肉体的腐敗と、醜さを溜め込んでいる、不幸な人と言えます。 真の健康美は、外側の表皮的なものの、見せ掛けの美を追求しても、それは長時間維持することが出来ず、やがては壊れてしまいます。したがって裡側から、追求する美が、本物と言えます。 付焼刃的な、即席の表皮の美が、瞞(まやか)しであるということが、これで分かると思います。 |