春の講習・洗心錬成会

福智山山頂にて(平成19年11月24日「秋の講習/洗心錬成会」より)


 本講習会は平成20年5月5日をもって終了致しました。
 次回は8月11日(月)〜15日(金)に行われます。今回参加できなかった方は、次回をご期待ください。

本講習会は平成20年5月5日をもって終了致しました。

●講習会日程

日程
平成20年5月3日(祝・土)正午集合4日(日)5日(祝・月)正午解散
・全日程:
集合場所
ならびに
宿泊所
802−0985
北九州市小倉南区志井6丁目11−13
 ・北九州市モノレール企救丘駅より徒歩
 ・JR志井公園駅より徒歩

  総本部・尚道館にて

 周辺地図、交通機関に関する詳細はこちらです
費用
35,000(宿泊や乗馬料金などの合宿の一切を含む)
参加者にはもれなく西郷派大東流オリジナルTシャツをプレゼントします。
〆切り
平成20年4月30日まで
申込方法
メールで申し込み、参加費用を【郵便振替】《銀行振込》で支払う。

『平成20年 春の講習・洗心錬成会申込書』

お申し込みはこちらからどうぞ。

なお、代金のお支払いは【郵便振替】または《銀行振込》となります。
代金お支払いは申込書提出後、 7日以内にお願いします。それ以降を過ぎますと、申し込み予約者としての権利は失われます。

郵便振替の詳細はこちらでご確認下さい。
銀行振込の詳細はこちらでご確認下さい。
春の講習・洗心錬成会の日程予定はこちら


             

福知山登山で足腰を鍛え、高血圧を予防。
馬術を嗜むことで健康な体躯を作る。
乗馬は背筋を伸ばし、腰痛を防ぐ効果が大。



●洗心錬成会のテーマ

・現代人は多忙な生活に忙殺されています。また、この多忙がストレスを生みます。現代病の多くは、このストレスによるものが大半です。ストレスの病因となるものは、下界に住む現代人が「浅い呼吸」をしているからだと考えられます。浅い、胸式呼吸で、気ぜわしい毎日を起ると、どうしてもストレスが蓄積されます。これが現代病と大きく絡んでいます。その典型が、「ガン発症」ではないでしょう

 生活習慣病の元凶には、身体の細胞を錆付かせる「活性酸素」が絡んでいます。人は生まれながらに、こうした有害物質を制御し、除去できる抗酸化物質を持っているのですが、近年の生活環境の悪化や食生活の欧米化や食品添加物などにより、体内に大量の活性酸素を発生させ、抗酸化物質の生産が追いつかない状態にあります。そして、活性酸素の元凶に一つがストレスです。

 情報化社会や、過激な競争原理の働く資本主義経済下では、多忙と、重度の疲労が積み重なり、現代人はこれらから逃れることが不可能になりました。
 そこで自己責任が課せられる現代、自然治癒力と免疫力をアップさせるために、本来人間の持っている力を最大限に活用して、生かす考え方と行動が必要になります。

 ストレスを根本から解消する意味でも、福智山登山と山稽古を通じて、肚(はら)の底から「腹式呼吸」をし、古い、下界の濁った邪気(じゃき)を吐き出し、現代の柵(しがらみ)から解脱(げだつ)し、大自然と一体になった、自己の発見を、本講習会を通じて、試みてはいかがでしょうか。



●一日2食の粗食少食健康法

 
朝は固形の食事を摂らず、液体の玄米スープの朝食。一般的に朝食を摂ることは現代栄養学の立場から、非常によい事のように考えられていますが、朝食時に固形の食品を摂取すると、腰骨の関節が開き、関節のしまりを弛(ゆる)めて、腰痛の原因になります。人体には異化作用と同化作用があるので、朝は「出す健康法」としての大事な排便タイムなのです。

 日本では古来より、武術修行者に限らず、樵(きこり)やマタギ等を生業(なりわい)にする人は、腰骨を守る意味からも、朝食を摂りませんでした。これは西洋においても同じでした。
 相撲の力士が、ちゃんこ鍋で大食いをするにもかかわらず、腰痛を患うことが少ないのは、早起きをして、朝食を摂らないからです。つまり、幾ら大食いしても、夜遅い食事を摂らず、早寝早起きをするからです。こうすると「腰骨関節の絞まり具合」はベストとなります。

 もし、相撲部屋の力士が、朝食をしっかり摂っていたら、大半の力士は腰痛持ちになってしまうことでしょう。

 逆に、腰痛になる人は、仕事の多忙に追い捲られて、夜遅い食事を摂り、それに重ねて朝食を摂るからです。現代栄養学の「朝食をしっかりと摂るというウソ」に騙されている現実があります。
 「入れる健康法」ではなく、現代人に必要なのは「出す健康法」です。昨今の「入れる現代医学」や「入れる現代栄養学」に翻弄される事なく、「出す健康法」を徹底したいものです。

 山林業やマタギ等の猟師を生業とする人は、筋肉を酷使するため、朝は朝食を摂らず、水分だけを摂り、腹を満腹状態にしなかったのです。これが過酷な肉体労働に耐えられる源だったのです。
 朝食を摂ると、血液が筋肉に集まらず、胃に集まって消化のために使われれます。こうした状態で修行しても、上達が期待できないのは明白でしょう。腰痛が起るのは、現代栄養学が言うように「しっかり朝食を摂る」からなのです。

 朝食を摂れば、腰骨の関節が弛み、この時に無理な運動や労働をすれば「ぎっくり腰」が起こります。特にスポーツ選手に腰痛が多いのは、しっかり朝食を摂り、その結果、腰骨の関節が弛むからです。それに「遅寝」「遅起き」も、朝食に併せて腰痛になりやすいのです。

 腰痛は朝食を摂ることから起り、これが原因で腰骨の関節が弛み(特に仙腸(せんちょう)関節の筋肉と関節は弛みやすい)、次に肩甲骨(けんこうこつ)の関節が弛んで「肩凝り」の病因を作ります。更に肩凝りは頭蓋骨の関節を弛め、頭蓋骨が弛むと、顔全体が膨らんできます。

 顎(あご)が二重三重になる。四十歳の初老のことから老人斑(ろうじんはん)が出来る。視力が低下する。歯が弱くなる。脳の血行が悪くなり、物忘れがひどくなる。ボケ状態が始まり、アルツハイマー型痴呆症に一歩近づく。集中力や根気力がなくなる。聴覚が低下する等は、食べ過ぎから起こる一種の生活習慣病であり、「食傷」に蝕まれていることが原因で起こっています。

詳細は《癒しの杜の会》HPの「腰痛・肩凝り」を参照。

 朝は朝食タイムでなく、「大事な排泄タイム」です。この排泄タイムに、「朝食をしっかり摂る」などの愚行は、まさに寿命を縮める自殺行為としか言えません。
 一日3食食べれば食べ過ぎぎであり、現代人こそ飽食に流れているので、「食傷」に蝕まれ、出来るだけ美食を慎み、「一日2食の粗食少食」に徹すべきです。「入れる栄誉苦学から、「出す健康法」へと、移行を心掛け、軽快な、かつ身軽な体躯で、「健康な長寿」を全うしたいものです。



●所持品

 道衣の下ズボン、その他の下着などの着替え、洗面具、道衣やいる衣類を洗う為の洗濯洗剤、地下足袋(山行きと乗馬をするので13枚コハゼが最適)、雪駄(白緒)、軍足(指がそれぞれ五本に分かれたもの)、軍手、雨具、水筒、タオル、バスタオル、リュックサック、トレッキング・ストック、ヘッドキャップなど山稽古に必要なもの。その他、自分で必要と思うものを持参して下さい。  

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